2013年6月25日火曜日

2012北海道ツーリングレポート④


スピード更新。

その理由は簡単。

写真がすくないから。


つまんないレポートかもしれません。ご勘弁を。



四日目・・・






朝の4時頃に目が覚める。

ポタポタと嫌な音がする。



周りのテントから急いでバイクに走る足音がする。昨晩の内にやっておけばいいのに。私は大きな木の下にテントを張ったので、ずぶぬれにはなっていないが、それにしても、雨というのは陰鬱だ。

テントから出ると、自販機に行き、自販機でコーラを購入。飲み干す。久しぶりにコーラを飲んだ気がする。命の水だ。




さてさて、どうするか、まぁ、昨日の内からこうなった場合の対処方法は考えてあったのだ。


強行突破、あるのみ。


今日は移動日として、割り切って、濡れよう!


濡れると決まれば怖いもんはない。テントの木の下で、お湯を沸かすと、コーヒーをすする。美味いんだなこれが。まわりのバイクの人々もゆっくりとしている。雨の中、急いでも仕方ないものね。



最新の気象情報をスマホで検索。


もはや不可避だ。


まぁ、嫌なものだが、これも思い出、一息つくと、雨がひどくならないうちに出発する


これがいけなかった。


今日のルートは帯広から高速に乗って一気に苫小牧方面までワープする作戦だが、帯広~夕張までの新しく開通した高速にはSAPAがないのである。ガス欠に注意を要する。



さて、小雨の中、必死に走る。そう、覚悟の上なのだ。耐える。






高速に乗る。雨の勢いはスピードの2乗に比例する。



雨脚が強まる。




いよいよいけない。

トンネルの中の緊急待避所に駆け込む。


緊急だ。


お尻の穴まで濡れる感覚。


携帯をジップロックにしまい、雨対策を厳にする。再度出発する。


ようやっとついたPAには座る椅子すら用意されていない。自販機で飲み物を飲もうと財布を開くと、小銭が無い。

しかたが無いので、1000円札を、と見ると、全ての紙幣は水没していた。


・・・あかん。。。


そこにバイクが駆け込む。緊急退避だろう。しばらく休むと、雨がやみ始める。

前線を突破したのだ・・・


あまりに大きな犠牲を払った。


とりあえず財布に入っている○万円ほどのお金は現在機械での処理は不可能だ。

窓口での処理も嫌がられる可能性大。


旧一万円札より始末に負えない。


ともかく、早く目的地にたどり着く事だ。

目指すは、、登別!!




高速で苫小牧を過ぎたあたりからは路面も乾いてきて、雨がかなり前に通過したであろうことがうかがえた。

あんまり高速を走っているのは面白くないしいよいよガソリンもピンチなので、下道に降りる。登別東ICで降りると、給油に向かった。


ガソリンはカラッカラ。のどもカラッカラ。おなかもカラッカラ。ついでに財布もカラッカラ。中身はヌレッヌレ。身体は雨に打たれてヒエッヒエ満身創痍である。


ガソスタではカードが使える事を確認してハイオク満タンである(!現金は水没中!)そして、倶多楽湖(くったらこ)に向かう。 






倶多楽湖畔。空の曇り具合と明るさが物悲しい。

カッパの横断あり、看板も、精神的に打ちのめされているので心に響かない。

だ、そうです、、、

そのまま走ると登別温泉の源泉が見えてくる。


噴煙?が上がる名も知らない峰

おおっ、源泉かな?みたいな精神状態で撮ったのを覚えています。

奥の駐車場は有料だったのでここで写真を一・二枚失敬した。

バスロマンの「登別カルルス」が登別とカルルスで違う温泉だと知って驚愕。

さて、ここまで来たのだ。午前10時。


やっぱり温泉入るでしょ。身体はヒエッヒエ。


登別の温泉街に降りる。

まず一番初めに郵便局に向かう。郵便局で水没した○万円を交換してもらう。

濡れた財布に入れたので、また湿り始めるお札。

とりあえず、乾かさなければ。イロイロと。




しっかし、どこもかしこも13時から、とかでやっていない。(現在11時)

なんとか探し当てたホテルで日帰り入浴を所望する。


ちょっとお高そうなホテルだ。ドレスコードに引っ掛かりそうな姿なので緊張するが、快く温泉に入れてくれた。展望露天風呂である。

ああ、骨まで染み込むとはまさにこういう事を言うのだろう。快哉を叫びたいIN全裸。



ついでに、財布を綺麗にし、備え付けのドライヤーで財布を乾かす。装備が復活していく。休憩所で横になり眼を閉じる。

さっきまでの事が昨日の事のように思える。まだ昼前で眠くはないが、今後の旅程に思いをはせる。

次は、どうしようか。

北海道に来る前に予定を立ててはいたが、初日と二日目の予想以上のハイペースにより、予定は未定状態になって久しい。そして、この天候である。
現在は雨が降っていないが、一歩間違えれば雨範囲に突入しかねない。コース選びは慎重にせねばなるまい。


このまま南下をつづける事にする。

とはいっても、室蘭方面へは昨年立ち寄っているので、洞爺湖方面に抜ける事にする。また、その絶好のルートがあった。すなわちオロフレ峠越えのルートである。

オロフレ峠にさしかかると、雨が降ってきた。

不用意に高度を上げるべきではなかった。周りの交通も皆無である。すれ違う車の一台もいない、ある意味最果ての場所よりも最果て感は勝っているような場所と時間とシチュエーションである。

しばらくすると、集落に入る。峠を越えたのだ。

そして峠を越えた瞬間、降り止む雨。標高の高い場所しか降っていないのであろう。

遠くにはっきりと昭和新山が見える。そして、お昼ごはん。

昭和新山が噴煙をあげている・・・大地の息吹を感じる場所だ。

そういえば、温泉も大地の恵みであり、なによりもこの大地のほとんどは元からある物を人間が適当に手を加えたにすぎない部分だ。そんな手の加え方であーだこーだやっているのが下らなく思える。


有珠山の辺りを過ぎて、噴火湾沿いをひた走る。


あまり走りやすい道ではなかったが、噴火湾からの潮の香りを感じる。しばらく走ると、伝説的なアノ町に出る。



「おはまんべーーーーーーーー!!!!!!」


等の名言で知られる長万部町だ。

去年、問題発言で失脚したが、ここで、まんべ君に壊れるほど抱きしめられたのだろうか、バイクにトラブルが発生した。









四日目後半に続く・・・


0 件のコメント:

コメントを投稿