2013年6月23日日曜日

2012北海道ツーリングレポート②


二日目後半。


豊富を出ると、また北上を開始する。

3年前に訪れたけど、その後は行かなかった最北端に立ち寄ろうとおもう。

やっぱり、最北端に来るのは数ある北海道ツーリングでも特別なのだと実感。


その前に豊富の牛乳を浴びるほど飲む。石油温泉は湯あたりを恐れてカラスの行水だったわけだが、牛乳はしっかり飲む。

湯あたりは恐れても、食あたりは恐れないのがマイクオリティー!





しばらく走ると、丘陵地帯に入る。宗谷丘陵だ。


丘陵は周氷河地形特有の、丸みを帯びたなだらで連続したものだ。

北海道本島の最北端。宗谷岬だ。

丘陵には鹿が遊びに来ていた。とは言え野生なので刺激したりはしないように。

大韓航空機撃墜事件の慰霊碑モニュメント


さて、宗谷岬を過ぎると、横にある海は名前を変える。

オホーツク海だ。

異国の名前を冠する海を左手に見ながら南下をつづける。時折、この地の冬は如何ほどであろうかと想像するに想像だにできない光景が広がるのだろうと思う。


そして、猿払(さるふつ)のあたりで脇道に入る。



ライダーの有名路線。エサヌカ線だ。

時折、「エヌサカ」線という誤記が見当たるが、エサヌカが正しい。(と言っても、エサヌカ線という名前は行政が付けたりしている名前ではなく通称に近い)

名前の由来は「エサヌカ原生花園」からだろうと思われる。こちらは猿払村が付けている名称なので、おそらくはエサヌカが正しいと思われる。



さてさて、そんなエサヌカ線。








あまりの直線と、晴天時に起きる蜃気楼現象「逃げ水」で時折「道が空に溶ける」と表現される事もある直線道路だ。



言葉も出ない。



何往復も走って見たりする。



行き交うライダーとのピースサインも楽しい!

テンションマックスで立ち乗りピースサインとかやってた。




さて、日が傾き始めると、一気に暗くなる恐れがある。


現実に戻り、今日のキャンプ地を目指す。


もともと稚内近郊で泊まろうと考えていたが、意外と早くここまでこれてしまった。まさか予定の為に引き返すなんてばかばかしい。


ツーリングマップルで今日のキャンプ地を探す。


実際、ロングツーなんてこんなもんだ。


・・・悩む。多少遅くなっても一気にサロマ湖まで行くか、サロマ湖まで行かずに、雄武町(おうむちょう)あたりで停まるかだ。


うーむ。。。先急ぎの心理だが、、、こんな所で急いでも仕方がない。しかも予定は大幅に上回っているのだ。


ゆっくりでいいよ。

雄武町に決定。


初めて聞くし、泊まったというレポートを見た事も無い日の出岬キャンプ場に停泊する。



お盆の時期と言う事もあってキャンプ場は混んでいたが、イモ洗い状態と言う訳でも無し、隣のテントとはゆうに30mくらいはなしてテントを張る。





遠くからかなり大声ではしゃぐ子どもの声が聞こえるが、不思議とうるさくは感じない。なんだろうね、この空気感。



とは言いつつも、夜の帳が落ち、テントの中でセイコマ100円惣菜と弁当、ビールを飲むと早々に眠りに落ちた。


おもえば、今日は4時半から走っているのだ。7時には自動的に空の明りは落とされと同時に眠くなる。


こういう時差ぼけを、「新日本海フェリー時刻」という。






























そして、朝、3時半。唐突に目が覚める。


さて、ファスナーの音にも気を付け、外に出ると・・・


最も明るく写るのは月、斜め上に金星、その延長線上に光るのが木星、月近くにはカストルとボルックスのふたご座、そして知名度No1オリオン座が見える。空が色づいているのは朝が近い為。




この時間ではさすがに冬の星座が見える。

夢中でシャッターを切る。


プラネタリウムのような星空ではない。そこに空気があり、風があり、雲がある。星空としては不完全だろう。

でも、この星空の雲を邪魔とは思わない。むしろそうある事が自然に思えてならない。まったく違和感のない星空だった。


時間が過ぎていく。そして、思ったよりも夜明けが近づいていたようだ。


すぐに夜が明け始める。








日の出岬とは、まさに名は体を表す。

見事な日の出と朝やけを見る事が出来ました。





空に広がりを感じるほどの見事な日の出。


さぁ、出発だ!!!











三日目に続く。














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